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GDR(グローバル預託証券)とは|What is GDR? |
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GDR(グローバル預託証券)とは、「Global Depositary Receipt」の略称で、複数の国や市場に上場し、取引される銀行証券(Bank Certificate)の1つです。
主に、ロンドン証券取引所(London Stock Exchange)のインターナショナル・オーダー・ブック(International Order Book / IOB)と呼ばれる電子取引システムを通じて、一般的に「米ドル建て」で取引される預託証券のことです。IOBでは、GDRだけではなくADR(米国預託証券)も取引されています。
2019年06月17日に、イギリスと中国は、ロンドン証券取引所と上海証券取引所をつなぐ「相互上場(Shanghai-London Stock Connect)」制度を開始しました。上海上場企業は、「GDR(グローバル預託証券)」としてロンドン市場で取引が可能になり(IOBS銘柄)、ロンドン上場企業も「CDR(中国預託証券)」として上海に上場することも認められ、初めて外国企業が中国本土に上場することができるようになりました。
ロンドン市場で取引されるGDR(グローバル預託証券)は、中央清算機関(Central Counterparty Clearing House / CCP)を通じて取引される「IOBE銘柄(CCP)」と、そうではない「IOBU銘柄(NON CCP)」に大別されます。上海証券取引所の上場銘柄も同じように、中央清算機関(Central Counterparty Clearing House / CCP)を通じて取引される「IOBS銘柄(CCP)」と、そうではない「IOBT銘柄(NON CCP)」に分類されています。
2022年07月以降、スイス証券取引所と上海・深圳証券取引所をぐなく「相互上場(China-Switzerland Stock Connect)」制度により、中国企業がスイス証券取引所に上場を開始しましたが、取引が成立しているGDR銘柄はほとんどありません(180.co.jpでは掲載しておりません)。
GDR(グローバル預託証券)を利用すれば、わざわざ世界各国の現地の証券会社にそれぞれ口座を開設しなくても、アメリカのネット証券会社を通じて、ロシアを中心とした中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、アジア、中東など、成長経済が著しい地域における世界24カ国、60銘柄の個別企業へアクセスすることができます(2025年06月02日時点)。
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更新日:2025年07月07日 |
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4地域 |
24カ国 |
地域 |
該当国数 |
国旗 / 国名 |
アジア |
4 |
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中東 |
7 |
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アフリカ |
3 |
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ヨーロッパ |
10 |
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